小川理子氏による人間教育講座が開催されました

2015年05月01日

2015年4月24日(金)、日吉キャンパスJ24教室にて、「テクニクス復活とジャズと私」と題して、小川理子氏(パナソニック株式会社 役員・ジャズピアニスト)による人間教育講座が開催されました。理工学部が主催するこの講座は、現代社会の先導者とも言える方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただくことによって、学生が「社会の中でどう生きるか」を考えることを目的としています。当日は理工学部の1・2年生だけではなく、他学部に在籍する塾生や社会人など約70人が参加されました。

講演では、電気工学科の南谷晴之研究室で行った生体リズムの研究やサークルでのバンド活動といった学生時代のエピソードから始まり、音響研究所でのスピーカー開発、愛知万博会場とオランダをネットワーク経由で世界初のハイビジョン品質でのライブセッションの実現、四川省でのチャリティーコンサート開催など、ご自身の仕事や生活の側に常に音楽があったことが、エピソードと共に紹介されました。また、最後にはご自身の経験から、「自分の可能性を広げるために挑戦し続けること」「リアルな経験から変化の兆しを感じ取ること」「信念と情熱を持ち続けること」の大切さを、学生に向けて熱心に語りかけていました。

講演後の質疑応答も活発に行われ、「ライブで緊張しないために心がけていることは何ですか?」「在学中はどのように研究活動とバンド活動を両立させていましたか?」「今後どのような音を提供していきたいと考えていますか?」など、参加者から次々に出た質問に対して、小川氏は一つ一つ丁寧に答え、講演は盛況のうちに終了しました。

小川 理子 氏

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