アカデミックな英語運用能力の習得を通じて、論理的・批判的思考力を養います。第1・第2学年の必修英語では、習熟度別に分けられたクラスで、学術的な文献を読んだり論文を執筆したりするのに必要な、リーディングとライティングを重点的に訓練します。選択英語(総合教育科目)では、「リーディング」「ライティング」「スピーキング」「リスニング」など、技能ごとに分かれた授業を4年間通じて自由に履修できるようになっています。
理工学部1年生は、ドイツ語、フランス語、ロシア語、中国語、朝鮮語のうちひとつを選択必修科目として学びます。上記外国語には、目的別・レベル別に多種のクラスが設けられており、英語と共に4年次まで深めることができます。外国語学習は、多様な考え方を知ること、日本語や日本社会に対する鋭敏な感覚を養うことに繋がります。またさまざまな国の社会や文化への興味をかきたてます。理工学部では留学プログラムも充実しており、世界に向けて羽ばたく人を応援します。
理工学部では、単なる科学技術分野の専門家の養成にとどまらず、科学技術と人間社会のより良い関係を提案し実現できるような教養あるリーダーの養成を目指しています。外国語・総合教育教室ではそのような教養を涵養すべく、さまざまな分野の科目を総合教育科目として設置しています。「総合教育セミナー」(日吉)や「グローバルリーダーシップセミナー」(日吉)、「人文社会科学演習」(矢上)といった科目もここに含まれます。
「総合教育セミナー」(日吉キャンパス)は、今後の研究や将来の社会活動に必要な表現能力を高めることを目的とした演習科目です。上限20名程度の少人数クラスが春学期・秋学期にそれぞれ約15クラスずつ開講されています。設定されている個々のテーマはクラスごとに異なっていますが、学生が教養に触れつつ、自分で調査・思考して論理的・説得的な表現(口頭発表、レポート)ができるようになるよう指導する、ということが共通の理念となっています。
次世代のリーダーとして活躍するために、国際感覚、論理的思考力、討論力、言語力、自律性の大切さを肌で感じ、体得するプログラムです。英語そのものを学ぶのではなく、英語を使ってさまざまなテーマについて発表したり議論したりします。参加学生の多様な価値観や異国の文化を理解することで、世界でリーダーシップをとれるような国際感覚を養います。長期休暇中には、関連科目として「グローバルリーダーシップセミナー実地研修」を実施しています。
「人文社会科学演習」(矢上キャンパス)は、人文科学・社会科学における研究の実態に触れることを目的とする科目(講義ないしセミナー)です。比較的小規模なクラス運営(30名程度まで)が想定されています。言語科学(言語学、言語教育、言語哲学など)、哲学思想(哲学、倫理、思想など)、社会科学(社会学、政治学、心理学など)、表象文化(美術、文学、演劇など)、地域研究(宗教、歴史など)、領域横断(科学倫理、環境など)の6種の科目が開講されています。
理工学部では、英語を始めとする外国語科目、および人間、社会、自然に対する深い洞察力の育成を目指す総合教育科目を重視しています。これらは、学部、そして大学院を通じて学ぶことができます。
また、総合大学として学部横断的な教育体制が整っており、さまざまな学部の学生と切磋琢磨しながら学ぶことができます。
英語
諸外国語
総合教育科目