「今ある最先端を学ぶのではなく、次の最先端を拓く基礎を学ぶ」をモットーに、目的別に5つの科目群を用意しています。これらの科目群が有機的に機能しあうことで、次の最先端を切り開く個性と能力の伸長を促します。
1 学年では、学門別に将来どの分野にでも進めるよう、基礎教育科目を用意しています。数学・物理・化学といった講義科目のほか、実験の進め方の手順をしっかりと身につける「自然科学実験」や、コンピュータ・リテラシー(コンピュータの基礎的な利用技術)を学ぶ「情報学基礎」、理工学部生として必須知識である生物・生命関係の基礎を学ぶ「生物学序論」などがあります。これらは将来、実験・研究を進める上で、非常に重要な科目です。
専門基礎科目は、3 学年以降に高度な学習・研究ができるよう、基礎力を充実させるための理工学部独自の科目です。各学科の骨格に相当する厳選された必修科目と、多彩な選択科目が設置されています。様々な科目の中から、本格的に取り組みたいテーマを発見し、自ら専門学習の第一歩を踏み出してください。
学科専門科目では、新たな科学技術の開拓に積極的に挑戦してもらいたいという目的から多彩な選択科目が用意されています。また、内外の著名な学者、企業の第一線に立つ研究者や技術者による多数の特別講義も行われています。能力や個性に応じて、多様で充実した教育研究が受けられることは、理工学部らしい特色と言えるでしょう。
理工学部が目指すのは、科学技術における各分野の専門家にとどまらず、科学技術と人間社会とのより良い関係を提案し実現できる、社会のリーダーを養成することです。そのため、外国語科目と総合教育科目を、もうひとつの重要な柱と位置づけています。総合教育科目は、人文科学・社会科学から自然科学、語学といった分野の200以上の多彩な科目を用意しており、4年間を通して学べるようになっています。