エレクトロニクスは、数学や物理、情報科学など、様々な学問の知を結集させながら発展し、世の中を変貌させてきました。いま、量子コンピュータや人工知能が新時代を拓こうとしています。電気情報工学科で学ぶフォトニクス技術や電子デバイス技術、そして機械学習技術などの素養を身につけた人材は、暮らしの安心・安全、システムのスマート化、地球環境問題の解決など、豊かで快適な社会の実現に向けて、活躍の場を益々広げることが期待されます。

学習・教育目標

新素材を扱う科学、超微細なプロセス技術、精密なデバイス制御・応用技術を総合的に学び、人工知能、超高速・超並列コンピュータに代表される21世紀の技術開発に不可欠な新しい発想のもとのエレクトロニクス分野を開拓していける人材の育成を目的としています。一方では、卒業後どのような分野に進んでも指導的役割を果たせるような人材の育成をめざし、密度の高い個人指導を行い、高い適応性が養われるように配慮しています。

電気情報工学科での学び方

産業基盤を支える電子デバイスなどの知識を体系的に学習

産業基盤を支える電子デバイスなどの知識を体系的に学習

我が国の産業基盤は電子デバイス技術に基づいており、ナノテクノロジーの進展は電子デバイスの小型化に貢献しました。その技術を支える電磁気学、量子力 学、電子物性学などの学問を体系的に学ぶことで、電子デバイスやナノテクノロジーの進展に貢献できるばかりか、カーボンナノチューブ・有機半導体・ウェアラブル端末などの新しい技術の革新に必要な基礎学力を習得することができます。

さまざまな分野に変革をもたらす光

さまざまな分野に変革をもたらす光

光の波としての性質と粒子としての性質を、電磁気学と量子力学を柱とするカリキュラムで学びます。加えて、デバイス、ネットワークやナノテクノロジー関連 の科目を周辺技術として学習します。超高速インターネット、省エネルギー光信号処理、大容量光記憶素子、量子コンピュータ、医療におけるレーザー応用 などにおいて、変革をもたらすために必要な学力が身につきます。

LSIや無線通信に必要な知識を基礎から応用まで学ぶ

LSIや無線通信に必要な知識を基礎から応用まで学ぶ

LSI技術と無線通信技術の理解に必要な知識を電磁気学や電気回路学を柱とするカリキュラムで学びます。加えて、素子を構成する半導体の物理や、実践 に近い学問としてのLSI回路設計やワイヤレス技術についても、基礎から応用までを体系的に学習します。モバイルデータ端末などのコミュニケーション ツールに変革をもたらすために必要な素養が習得できます。

コンピュータや数学、ハードウェアの基礎知識を習得

コンピュータや数学、ハードウェアの基礎知識を習得

マルチメディア・情報システム・人工知能の研究に必要なコンピュータの知識と数学を、計算機科学や複素解析、応用数学などを柱とするカリキュラムで学ぶと同時に、ハードウェアに関する基礎知識を必修科目や電気回路などを通じて学びます。画像圧縮、スマートグリッド、画像認識、人工知能,知的センシング、ロボティクスなどの技術に変革をもたらすために必要な基礎知識を身につけることができます。これらを体系的に学ぶことで、革新的なアルゴリズムとハードウェアの融合、創造を実現できる人材を育成します。

教育内容

  • 物性・量子工学、電子・光デバイス、回路・計測、情報・通信といった階層構造をなす基礎学問の十分な理解が得られるように配慮したカリキュラム編成

  • 「電子物性」「量子・光エレクトロニクス」「回路・情報システム」の3本柱の学科専門科目群を設置

  • 「電気情報工学実験」などの実験・演習を通してテーマ・解法に即したコンピュターの駆使とソフトウェアの設計能力が自然と身につく実践教育を重視

  • 所定の設置科目を履修することで、「電気主任技術者」などの国家試験が免除

  • 国際的にその研究成果が認められている多くの教員や大学院生と一緒になって、各分野から自分のチャレンジする最先端の研究テーマに取り組む卒業研究。

電気情報工学科の3つの特徴

極限物理からハード・ソフトウェアまで

電気情報工学科は、原子・電子の世界に踏み込んだ極限レベルの物性や非平衡物理現象を利用した量子効果デバイス、およびその他の高機能デバイスを生み出すナノエレクトロニクス、電子技術と光技術の融合から生まれる光エレクトロニクスを探求しています。それらがもたらすブレイクスルーによって、画像・知覚情報を媒体とする生体・環境との適応システムの創造が期待されます。

最先端の探求と基礎学問の習得により人材を育成

技術の発展は突発的なものでなく、過去の知見の積み重ねによって成し遂げられます。最先端の学問を探究すると同時に、基礎学問の習得が重要です。電気情報工学科では、ナノエレクトロニクスや光エレクトロニクスから生まれる新たなデバイスの開発と、これを基盤に展開される回路・情報システムの開発を念頭に、技術のイノベーションを創出できる人材を育成します。

基礎から応用までをマスターできるカリキュラム

「電子物性」「量子・光エレクトロニクス」「回路・情報システム」といった基礎から、私たちの生活に密接に関わる「システムLSI」「光通信システム」「医用工学」「デバイス・プロセス」といった応用分野まで、電気電子情報工学の展開全域をマスターできるカリキュラムとなっています。また、最新のコンピュータを道具として駆使できる教育と創造的な実験教育に力を入れています。

在学生インタビュー Interview

自ら手を動かす実験の面白さ。
有機半導体の進化を目指して、研究に打ち込む日々。

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在学生インタビュー(過年度)

進路

電気情報工学科では毎年約7〜8割の学生が当大学大学院修士課程に進学しています。電気情報工学科及び電気電子分野(大学院)は、理工学部の中で最も求人面談が多く、幅広い就職の選択肢を持っていますので、卒業後には多彩な分野で活躍する道が開けます。主な就職先の比率は、電気・機械製造業が50%、通信・電力・ガス・運輸等公共サービス業が15%、情報・調査サービス業が15%です。

電気情報工学科 学科紹介ビデオ

電気情報工学科の紹介ビデオ(2020年制作)です。より詳しい情報は「学科ホームページ」にアクセスしてください。Twitter:@keio_elec

研究室

神成研究室

コヒーレンス性を使い尽くした計算機制御光波で操る超高速物理

レーザ物理工学、フェムト秒レーザ光学、量子光学、超高速ナノフォトニクス、超高速イメージング光学

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池原研究室

マルチメディア信号処理

ディジタル信号処理、マルチメディア信号処理、画像の変換と圧縮、ウエーブレット、フィルタバンク

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岡田研究室

生体光伝播のモデリングと生体医用光・画像計測への応用                              

生体光伝播モデリング、生体医用光工学、光・画像計測工学、脳機能計測

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津田研究室

超大容量・省電力フォトニックネットワーク実現を目指して

フォトニックネットワーク、光集積回路、光信号処理素子、Siフォトニクス、レーザレーダー

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斎木研究室

自然現象に隠された知性をナノ・マイクロサイズの物理系に実装し、新しいコンピューティング・センシング機能の発現を目指す

ナノフォトニクス、プラズモニクス、半導体光物性、相変化材料、自然知能、バイオセンシング、DNAシーケンサ

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眞田研究室

しなやかなワイヤレス通信を目指して

次世代移動体通信、無線LAN、直交周波数多重通信方式、アンテナ信号処理、干渉除去方式

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石黒研究室

多機能なセンシング用インターフェイス回路の設計

超低電力インターフェース回路、高速無線通信、無線電力伝送、再構成可能アナログ回路

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青木研究室

実社会に貢献する画像センシング&AI研究

人工知能、画像センシング、実世界センシング、パターン認識・メディア理解、感性情報処理、知能化システム

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田邉研究室

光を止める事はできるか

省電力光信号処理、フォトニック構造、光集積回路、微小光共振器、非線形光学制御

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フォンス研究室

シンクロトロン放射と計算理論の助けを借りて、原子の視点から材料の構造を分析し、新しい機能を発見する

材料構造、機能性材料、シンクロトロン研究、計算材料科学

木下研究室

光を操る高機能デバイス:金ナノ粒子添加コアファイバーによる光スイッチの実験、解析と有機フォトリフラクティブ材料の研究

非線形光学、金ナノ粒子添加コアファイバー、有機フォト二クス材料、光スイッチングデバイス、電磁界解析

中野研究室

コンピュータでLSIを自動設計

バイオセンシングLSI、マイクロシステム、エナジーハーベスティング、LSI-TCAD、数値シミュレーション

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寺川研究室

先端科学技術と人をつなぐレーザ加工

レーザプロセシング、ソフト・バイオマテリアル、超高速非線形光学、光造形、応用光工学

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野田研究室

多様な電子材料による環境調和型エレクトロニクスやクリーンエネルギー源の創出を目指して

有機分子エレクトロニクス、有機デバイス物理、半導体ナノ構造、光エネルギー変換、環境調和型エレクトロニクス

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湯川研究室

信号・データ・情報を解析する数理的手法を求めて

信号処理工学、機械学習、情報通信工学、適応アルゴリズム、確率的最適化、凸最適化

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久保研究室

情報通信と計測制御の融合によるスマートインフラシステムの実現

システムエレクトロニクス、システム制御、通信ネットワーク、サイバーフィジカルシステム

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松久研究室

電気と光を操る新しいゴムを科学し、生体・ロボットに融け込む電子人工皮膚を実現する

ストレッチャブルエレクトロニクス、材料科学、電子デバイス、ウェアラブル、ヘルスケア、電子人工皮膚

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村田研究室

ロボットから知能の謎を解き明かす:構成論的アプローチによる人の認知機能の理解と知能ロボットへの応用

認知ロボティクス、ロボット学習、計算論的精神医学、深層学習、知能ロボティクス、ヒューマンロボットインタラクション

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研究室紹介動画(YouTube)

YouTubeに現在掲載されている電気情報工学科の研究室動画のリンク集です。

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