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2023年12月4日（月）に、日吉キャンパス独立館・DB201教室にて 「体操選手として自分との闘いから見つけたもの」と題して、畠田瞳氏（早稲田大学大学院）による人間教育講座が開催されました。
理工学部が主催するこの講座は、現代社会の先導者とも言える方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただくことによって、塾生が「社会の中でどう生きるか」を考えることを目的としています。

講演前半では、実際の大会映像を用いて、体操競技に求められる能力、オリンピック代表になるまでの軌跡について紹介がありました。
小学校２年生の頃に体操競技を始め、体操選手の中では高身長で才能や能力は高くないと考えていたことから、持ち前の忍耐力や、本番で確実に力を発揮するための集中力といった強みを活かし、競技に取り組んできたことが語られました。
何事もはじめの基礎を固めること、試合本番よりも、他の選手がどのようなウォーミングアップを行っているのか、試合直前にどのような行動をとっているかといった過程を知ること、国内だけではなく、世界に出て実際に目で見て体感することが大切であるといったお話しがありました。これらはスポーツに限らず、勉学や社会で生きていく上でも大切なことであり、努力することで世界で戦うことができると呼びかけられました。

講演後半では、チームの中でのコミュニケーションの取り方、努力が報われないときの対応・改善策、指導者になってからの体操に対する見方、モチベーションの保ち方、メディアへの対応など、聴講者から幅広い質問が寄せられました。質問に一つ一つ丁寧に回答し、盛況のうちに講演は終了しました。