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2023年10月16日（月）に、日吉キャンパス独立館・DB201教室にて 「『個』の時代 の伝える工夫」と題して、後藤達也氏（フリージャーナリスト）による人間教育講座が開催されました。
理工学部が主催するこの講座は、現代社会の先導者とも言える方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただくことによって、塾生が「社会の中でどう生きるか」を考えることを目的としています。今回の人間教育講座は、約150名が参加しました。

講演前半は、専門知識を人々に分かりやすく伝える「サイエンスコミュニケーション」の重要性について説明がありました。情報源が多様化する現代社会では、AIや資産形成、健康などあらゆる分野において世間の関心が急激に高まることが多く、専門知識を短い時間で、かつ正確性をもって分かりやすく伝えることへのニーズが高まっているとお話しがありました。

後半は、情報の拡散力が高く誰もが低コストで始められるSNSの特徴について説明しながら、人々の関心を引く情報を発信するための工夫ついて紹介がありました。情報を発信する上で、「自分自身が伝えたいこと」と「世の中の関心」を一致させることの重要性について説明し、「社会に好奇心をもつ」、「人に好奇心をもつ」、「変化を楽しむこと」の３つを日々の情報発信において特に意識してほしいと呼びかけました。
来場者は講演中質問を投げかけながら、後藤氏の講演に熱心に耳を傾けていました。