前野隆司君、前野マドカ君による人間教育講座が開催されました

2022年10月21日

2022年10月5日(水)に、日吉キャンパス独立館・DB201教室とzoomウェビナーを利用したハイフレックス方式にて 「ウェルビーイングに生きるとはどういうことか? ~ 応用倫理学であり予防医学でもある「幸福学」について学ぼう~」と題して、前野隆司君(システムデザイン・マネジメント研究科教授)、前野マドカ君(EVOL株式会社代表取締役CEO、システムデザイン・マネジメント研究所研究員)による人間教育講座が開催されました。
理工学部が主催するこの講座は、現代社会の先導者とも言える方々に、世界観、人生観、哲学を語っていただくことによって、塾生が「社会の中でどう生きるか」を考えることを目的としています。今回の人間教育講座は、会場とzoomウェビナーを合わせ約60名の方が参加されました。

講演前半は、「幸せに生きるとはどういうことか」、「幸福に生きるためには何をすべきなのか」を科学的に分析する「幸福学」という学問の位置づけについて、志向倫理学や予防医学と関連させながら、様々は研究事例を交え説明しました。
後半は実際に幸せにつながる方法として、「やってみよう因子」、「ありがとう因子」、「なんとかなる因子」、「ありのままに因子」という4つの因子が紹介されました。
多様な人と関わりを持つこと、周りの人のことに関しても自分事として考え行動し、そして他人に感謝すること、前向きにチャレンジ精神をもって行動すること、他人と関わる中でも自分らしさを失わないことが幸せにつながる重要な要素であり、それらの4つの因子のバランスを保つことが重要であると説明しました。
幸せになるためのノウハウを理解した上で、身近なところから挑戦し、幸せを自ら育んでいってほしいと呼びかけました。

講演後に行われた質疑応答では、幸せの因子である多様な人との関係性の築き方について、幸福学という学問をより世間に広めるための方法について、心理学におけるアンケート調査の方法とその国際比較についてなど、塾生と講師との間で積極的なやりとりがなされました。

前野隆司君

前野隆司君

前野マドカ君

前野マドカ君

質疑応答

質疑応答

会場の様子

会場の様子

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