2022年、慶應義塾大学理工学部は矢上キャンパスに移転して50年という節目を迎えました(移転当時は工学部)。次の50年に向けて、学生や教職員が思い描く未来の矢上キャンパス像を、後世に受け継ぎたいという思いから、ウォールアートを制作することにしました。
そのアイデアを出し合うため、2022年9月下旬にVision Artワークショップを開催し、約40名の学生と教職員が参加しました。ワークショップでは、「50年後の矢上キャンパス」をイメージして「こんなキャンパスになっているだろうな、こんなキャンパスにしたいな」ということをグループに分かれてディスカッションし、キーワードや切り絵を使って表現していきます。参加者が出したさまざまなアイデアを受けて、グラフィックデザイナー 宇都宮 涼子 さんが、ウォールアートとして具体的に描いていくことで作品が完成しました。宇宙と繋がり、最先端のテクノロジーを駆使しながら、多様な学生とコミュニティが賑やかに自由に共存する明るい未来の矢上キャンパスが、34棟1階の壁に描かれています。
多様性にあふれる未来の実現に向けて、ウォールアート作品が学生・教職員にとっての新たな挑戦のきっかけになることを願っています。
ウォールアート制作の様子を記録した動画は こちら からご覧いただけます。
ウォールアート作成の様子。
学生や教員も制作を手伝いました。
完成したウォールアート作品