第20回 慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL 2019)開催

2019年12月23日

 慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、2019年12月13日(金)、東京国際フォーラムにおいて、第20回慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL 2019)を開催いたしました。

  KEIO TECHNO-MALLは、理工学部・理工学研究科の研究成果を産業界に紹介し、産官学連携のきっかけとなる「出会いの場を提供するイベント」です。第20回となる今回は、昨年に引き続き「beyond imagination ~ススメ未来へ」をテーマに、実演発表を中心とする約100のブース・パネル展示のほか、産学官連携をテーマとする数々のイベントを行いました。各イベントでの活発な議論と同様に、1,965名の来場者を迎えた会場内の各所で、熱心な情報交流・意見交換が繰り広げられました。

<center>KEIO TECHNO-MALL 2019 @東京国際フォーラム</center>

KEIO TECHNO-MALL 2019 @東京国際フォーラム

<center>展示ブースの様子</center>

展示ブースの様子

 会場内のイベント会場で行われたシンポジウムセッションと特別講演では、深い知見を持つゲストスピーカー、参加いただいた来場者および本学研究者との間で、活発なやりとりが交わされ、大変有意義な対話の場となりました。

 シンポジウムセッションⅠ「ブロックチェーンの現状と未来」では、ブロックチェーンの可能性とともに技術的、社会的な課題が示されました。

 シンポジウムセッションⅡ「慶應義塾の挑戦:量子コンピューティングが面白い!」では、慶應義塾における金融工学・化学分野への実装化を目指す量子コンピューティングの研究について紹介されました。また、確かな技術に立脚した社会の発展について議論されました。

 シンポジウムセッションⅢ「超高齢化社会におけるIoT健康ライフ研究」では、超高齢化社会において求められる健康予防・維持、疾病の進行抑制・共生やQoLの向上に有効なAI・IoT等技術の活用事例と今後の方向性について産・官・学それぞれの立場から議論されました。

 特別講演「医工連携に基づくライフサイエンス・イノベーションの創出-規制動向と研究・開発、事業化-」では、医療分野における医工連携への期待とAI・IoT技術の実装に向けた法制度の整備について語られました。

<center>シンポジウムセッションⅠ</center>

シンポジウムセッションⅠ

<center>シンポジウムセッションⅡ</center>

シンポジウムセッションⅡ

<center>シンポジウムセッションⅢ</center>

シンポジウムセッションⅢ

<center>特別講演</center>

特別講演

 今年の新たな取り組みとしては、理工学部等での研究成果を社会に実装した例を紹介する大学発ベンチャーならびに大学と技術連携している企業のブースを設けました。また、インキュベーション支援の取り組みとして、支援制度に採択された教員、学生による事業アイデアコンテストを行いました。今後の展開にご期待ください。

<center>事業アイデアコンテスト(発表)</center>

事業アイデアコンテスト(発表)

<center>事業アイデアコンテスト(表彰)</center>

事業アイデアコンテスト(表彰)

 来年度は2020年12月18日(金)に、同じ東京国際フォーラムにてKEIO TECHNO-MALL 2020を開催する予定です。KEIO TECHNO-MALLでの出会いを大切にして、KLLのミッションである産官学連携を推進してまいります。

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