山崎直子氏(宇宙飛行士)による特別講義が行われました

2016年05月09日

5月2日(月)、矢上キャンパスにて、山崎直子氏(宇宙飛行士)による特別講義が行われました。

この特別講義は物理情報工学科の足立研究室が主催しているセミナーとして「制御工学及びシステム工学の観点からみた有人宇宙機」というテーマで行われたもので、足立研究室に所属する大学院生や学部生だけでなく、物理情報工学科の3年生を主として70名を超える学生が受講しました。

また、特別講義には山崎氏の指導教授でもある東京大学大学院工学系研究科航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授にもお越しいただき、山崎氏とともに、参加した学生からの質問に回答していただきました。

山崎氏は、講義の中で「故障モード・影響解析」など多くのキーワードを挙げながら有人宇宙システムの基本設計思想を紹介し、具体例としてソユーズ宇宙船の「コマンド管制システム」や「姿勢制御システム”チャイカ”」を挙げ、同システムにおける制御方法やその仕組みについて説明されました。

参加者からは、「スペースシャトルでは、人とコンピュータの両方がエラーを起こした場合の冗長性をどのように担保しているのか」「ソユーズとスペースシャトルの違いについて」など、講義の内容に関する質問も相次ぎ、山崎氏と中須賀教授の回答に熱心に耳を傾けていました。

セミナーコーディネーター:足立 修一 教授

山崎直子氏による講義の様子

学生からの質問に答える中須賀真一・東京大学教授

山崎直子氏と学生の質疑応答の様子

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