International Symposium on Double Degree Strategy 2015が開催されました

2015年10月30日

2015年10月19日(月)、三田キャンパス北館ホールにて、ダブルディグリープログラムに関するシンポジウムが開催されました。これは、文部科学省による「大学の世界展開強化力事業」における本学理工学部・理工学研究科の取り組みの報告を兼ねたもので、欧州を中心に国外からの70名ほどを含む100名以上の参加者が国内外から集まり、盛大な会となりました。

慶應義塾大学理工学部・理工学研究科では2005年度にフランス・エコールサントラルグループとの間でダブルディグリープログラムの運用を開始し、現在ではドイツ・ミュンヘン工科大学やスウェーデン・王立工科大学など6カ国15機関との協定を結び、本年9月までの累計で派遣学生数101名、受入学生数161名を数えます。2013年には欧州を中心に54の理工系大学・高等教育機関が加盟するコンソーシアムT.I.M.E. AssociationにおいてAdvisory Committeeに選出され、運営の一翼を担っています。

今回開催されたシンポジウムには、T.I.M.E. Association加盟校の参加者にくわえて、東南アジアからSOI Asia (School on Internet Asia) の加盟校メンバー、日本国内の大学・高等教育関係者、さらにダブルディグリープログラムの同窓生が参加しました。

シンポジウムは、理工学部長青山藤詞郎教授の開会の挨拶に始まり、午前の部は理工学部 国際交流委員長 小尾晋之介教授、ダブルディグリー協定先のエコールサントラルナント校 Fouad Bennis教授、T.I.M.E. Association Paul Crowther氏、SOI代表として 本学大学院メディアデザイン研究科 大川恵子教授がそれぞれ国際連携やダブルディグリープログラムの現状について講演されました。

午後の部では高等教育機関の最近の国際戦略について東京工業大学 原正彦教授、ミラノ工科大学学長 Giovannni Azzone教授、マレーシア科学大学 Tat-Chee Wan 教授がプレゼンテーションを行いました。その後、T.I.M.E. AssociationのCrowther氏の進行で、サントラルスペレック学長 Hervé Biausser教授、ミラノ工科大学 Giancarlo Spinelli教授、東北大学理事 植木俊哉教授、マレーシア科学大学 Tat-Chee Wan 教授、本学理工学部 伊藤公平教授によるパネルディスカッションが行われ、大学の国際化へむけた様々な取り組みに関して活発な意見交換が交わされました。最後にT.I.M.E.同窓会会長Marie Aichagui氏及びClaudia Schulz氏、ならびに本学ダブルディグリー同窓生4名によりダブルディグリーの意義や、今後期待される展開などについて、プレゼンテーションがありました。

その後、会を締めくくるレセプションでは、清家篤塾長、真壁利明理事よりご挨拶をいただき、和やかな雰囲気の中、参加者同士の親交を深める場となりました。

慶應におけるダブルディグリーについて講演する小尾晋之介国際交流委員長

ランチレセプションでの國領二郎常任理事による挨拶

ランチレセプションにおける交流の様子

パネルディスカッションの様子
壇上左から理工学部 伊藤公平教授、マレーシア科学大学 Tat-Chee Wan教授、東北大学理事 植木俊哉教授、ミラノ工科大学 Giancarlo Spinelli教授、サントラルスペレック学長 Hervé Biausser教授、T.I.M.E. Association Paul Crowther氏)

レセプションにおける、ダブルディグリー協定更新の調印後の各校代表者
(左より、理工学部長 青山藤詞郎教授、サントラルスペレック学長 Hervé Biausser教授、清家篤塾長、エコールサントラルナント校校長 Arnaud Poitou教授、エコールサントラルリヨン校 Magali Phaner Goutorbe教授、エコールサントラルマルセイユ校校長 Frederic Fotiadu教授、エコールサントラルリール校校長 Emmanuele Duflos教授)

撮影:石戸 晋

ナビゲーションの始まり