2018年10月22日(月)14時から、矢上キャンパス厚生棟大会議室で「技術ワークショップ~サイバスロン車いすシリーズ日本2019に向けて」が開催されました。
このワークショップは、2019年5月5日(日)に川崎市スポーツ・文化総合センター(カルッツかわさき)で開催予定の「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」の実施に向けて、スイス大使館科学技術部が2020年5月にスイスで開催される「Cybathlon【サイバスロン】(先端ロボット技術を借りた障害をもつ人たちのための国際大会)」の概要紹介とルール説明を行うとともに、「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」に参加する予定の各大学のチームによる現状の進捗状況の報告を行うために開かれました。
まず、ワークショップの冒頭は伊藤公平・慶應義塾大学理工学部長とスイス大使館科学技術部部長のThomas Meyer氏による開会の挨拶から始まり、スイス連邦工科大学 ETH Zurich サイバスロン組織委員会(競技・協賛担当)のLukas Jäger氏から、過去のサイバスロンの様子の紹介と「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」のチーム登録の手順とルールについて説明が行われ、第1回サイバスロン2016で優勝したチームを率いたラッパースビル応用科学大学教授のChristian Bermes氏から、前回のサイバスロンの結果の分析報告と次回のサイバスロンにも応用可能な現在の研究成果の紹介が行われました。
次に、「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」に参加予定の4チームの代表である、大阪電気通信大学工学部電子機械工学科教授の鄭聖熹氏、千葉工業大学先進工学部未来ロボッティクス学科准教授の青木岳史氏、東京大学大学院情報理工学系研究科講師の高畑智之氏、そして本塾理工学部機械工学科の石上玄也准教授から、それぞれの大学の研究室で行われている研究紹介とともに「サイバスロン車いすシリーズ日本2019」に関する進捗状況の報告がありました。
ワークショップの最後は来場者とスイス大使館科学技術部による「サイバスロン」に関する質疑応答が行われ、質疑応答後に希望者が本学のマニュファクチュアリングセンターを見学し、本ワークショップは終了いたしました。