「量子コンピュータ最前線」開催

2019年07月16日

2019年6月26日(水)に、日吉キャンパス協生館 藤原洋記念ホールにて、理工学部創立80年・藤原銀次郎翁生誕150周年記念イベント「量子コンピュータ最前線」と題したシンポジウムが開催されました。

このシンポジウムは本塾大学理工学部にて、昨年5月に開設した「IBM Q Network Hub @ Keio University」の1周年を記念するイベントでもあり、この1年間におけるグローバルな産学連携によるオープンイノベーションの取組みを紹介し、量子コンピュータの産業応用の新しい方向性をディスカッションする場となりました。

シンポジウムでは、「IBM Q Network Hub @ Keio University(Hub)」のファウンダーである 物理情報工学科 伊藤公平 教授が、世界における量子コンピューティング研究開発(ハードとソフト)の最前線を紹介したうえで慶應義塾の量子コンピューティングセンターの立ち位置を示しました。 続いてIBM Q NetworkのグローバルリードであるAnthony Annunziata氏から IBM Q の最新の状況を紹介しました。

IBM Q Network Hub @ Keio Universityファウンダー 物理情報工学科 伊藤公平 教授による講演「量子コンピュータ最前線」

IBM Q Network Hub @ Keio Universityファウンダー 物理情報工学科 伊藤公平 教授による講演「量子コンピュータ最前線」

IBM Research IBM Q Network グローバルリード Anthony Annunziata 氏によるIBM Q Systemの紹介

IBM Research IBM Q Network グローバルリード Anthony Annunziata 氏によるIBM Q Systemの紹介

次に、量子コンピューティングセンター長 物理情報工学科 山本直樹 教授が、IBM Qという世界最先端の量子コンピュータ実機を用いたセンター活動の一年間を概観し、基礎研究と産学連携の両面を活性化する仕組みや、実機を使いこなすための挑戦的側面を明らかにしながら、今後の計画と展開を説明しました。


量子コンピューティングセンター長 物理情報工学科 山本直樹 教授によるIBM Q Hubの紹介

量子コンピューティングセンター長 物理情報工学科 山本直樹 教授によるIBM Q Hubの紹介

成果報告のセッションでは、副センター長 環境情報学部 Rodney Van Meter 教授が計算機科学的な視点から実機を使いこなす工夫や、その活動を通したQuantum Native育成に関する取組みを紹介しました。

量子コンピューティングセンター副センター長 環境情報学部 Rodney Van Meter 教授による成果報告

量子コンピューティングセンター副センター長 環境情報学部 Rodney Van Meter 教授による成果報告

このあと、企業からHubに参加いただいている研究者の皆様に具体的な成果を発表していただきました。

最後のパネルディスカッションでは、参加企業の皆様を中心に、Hubに参加した目的と意義、そして今後の展開に対する期待等について、1年間の活動経験を基に議論していただきました。

パネルディスカッション「IBM Q Hub @ Keioに参加して」の様子

パネルディスカッション「IBM Q Hub @ Keioに参加して」の様子

パネルディスカッション「IBM Q Hub @ Keioに参加して」の様子

パネルディスカッション「IBM Q Hub @ Keioに参加して」の様子

本シンポジウム終了後には、Hubの1周年を記念して、登壇者とHub関係者による情報交流会が日吉キャンパス 来往舎 ファカルティラウンジにて行われました。Hub関係者同士の和やかな挨拶や、情報をアップデートする研究者たちの熱い会話から、世界に先駆けて慶應義塾から量子コンピュータの産業利用の道が開ける予感を感じつつ、交流会は盛況のうちに閉会しました。

撮影:石戸 晋、岸 剛史

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