第19回 慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL 2018)開催

2019年01月28日

慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、2018年12月14日(金)東京国際フォーラムにて第19回慶應科学技術展(KEIO TECHNO-MALL 2018)を開催いたしました。

KEIO TECHNO-MALLは理工学部・理工学研究科の研究成果を産業界に紹介し、産官学連携のきっかけとなる「出会いの場を提供するイベント」です。第19回を迎えた今回は「beyond imagination ~ススメ未来へ」をテーマに、実演発表を中心とする約100のブース・パネル展示のほか、産学連携に関する数々のイベントを行いました。各イベントでの活発な議論と同様に、1,937名の来場者を迎えた会場内の各所で熱心な情報交流・意見交換が行われました。

KEIO TECHNO-MALL 2018@東京国際フォーラム

KEIO TECHNO-MALL 2018@東京国際フォーラム

ショートプレゼンテーション

ショートプレゼンテーション

展示会場内に設置されたイベント会場では、ドラマ・映画監督で福澤諭吉の玄孫である福澤克雄氏へのスペシャルインタビュー「慶應発テクノロジーへの期待~夢への挑戦~」が行われました。ご自身の生い立ちの話を交えながら、監督を務める話題のドラマ「下町ロケット」の題材である「新しい技術への挑戦」への思いや慶應理工への期待が語られました。

スペシャルインタビュー「慶應発テクノロジーへの期待~夢への挑戦~」

スペシャルインタビュー
「慶應発テクノロジーへの期待~夢への挑戦~」

スペシャルインタビュー福澤克雄氏

スペシャルインタビュー
福澤克雄氏

また、イベント会場では二つのラウンドテーブルセッションも行われました。

ラウンドテーブルセッションⅠでは、「遊びで終わらない人工知能利活用~AIは本当に使えるのか?~」というテーマで、企業において人工知能の研究開発やサービスの提供を行っている石川繁樹氏、森正弥氏、清水亮氏が、医学部、理工学部の研究者とともに人工知能の可能性の大きさを感じる熱い議論を展開しました。

ラウンドテーブルセッションⅠ
「遊びで終わらない人工知能利活用~AIは本当に使えるのか?~」

ラウンドテーブルセッションⅠ
「遊びで終わらない人工知能利活用
~AIは本当に使えるのか?~」

ラウンドテーブルセッションⅡ「未来のテクノロジーはすぐそばに!」

ラウンドテーブルセッションⅡ
「未来のテクノロジーはすぐそばに!」

ラウンドテーブルセッションⅡでは、「未来のテクノロジーはすぐそばに!」というテーマで、劇的なイノベーションが起きている情報通信産業から篠原弘道氏を、また、自動車産業から中村知美氏を迎えて、大学がその技術やアイデアで産業界との連携を強めて、オープンイノベーションで日本の競争力を高める必要性と連携を進めるうえでの枠組や手法についての議論が行われました。

その他、「物質」と「生命」をキーワードに化学・生命系分野の研究者15名によるグループ展示や、医学部と理工学部の研究者が協力して研究を行っている医工連携のゾーン展示など、今後の研究の広がりが感じられる展示も行われました。

来年度は2019年12月13日(金)に同じ東京国際フォーラムにてKEIO TECHNO-MALL 2019を開催する予定です。KEIO TECHNO-MALLでの出会いを大切にして、KLLのミッションである産官学連携を推進してまいります。

撮影:石戸 晋

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