7月24日(火)、矢上キャンパスにおいて、独立行政法人日本学術振興会と本学の共催で「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~ KAKENHI」(研究成果の社会還元・普及事業)のプログラム「夢のある未来のロボット社会をデザインしよう!」が開催されました。
この事業は、科学研究費助成事業により得られた最先端の研究成果を小・中・高校生にわかりやすく伝えることで、科学のおもしろさを感じてもらうことを目的として実施されているものです。本学からは理工学部システムデザイン工学科の桂誠一郎准教授による標記のプログラムが採択・実施され、中学生25名とその保護者14名の計39名が参加しました。
はじめに独自のテキストを使用した講義が行われ、ロボットの研究開発の最先端と今後の超成熟社会において期待されている技術について学びました。その後、マニュファクチュアリングセンターと理工学メディアセンターを回るキャンパスツアーを行い、大学の雰囲気を味わいました。
午後はロボットの制御プログラミングの体験実習を行い、倒立振り子を安定して立たせる実験を通して理解を深めました。また、桂研究室が開発した「超瞬発マシン」、「温熱感覚呈示インタフェース」、「波動制御システム」、「書道ロボット」などの最先端のロボット技術を体験しました。
実験終了後には、未来のロボット社会に関するグループディスカッションを行いました。グループごとに人工知能の発展とロボット、人と豊かなコミュニケーションをするロボット、超高齢社会における医療とロボット、防災・安全安心社会とロボットなど、夢のある未来のロボットの活用テーマに関していろいろなアイディアや意見が出され、活発な質疑が行われました。
桂研究室の学生スタッフとおやつを食べながら懇談するクッキータイムの時間では、ロボット技術に関する質問のみならず、科学者や研究者になるにはどうすれば良いかなど、将来の夢を語り合う姿も見られました。
プログラムの最後に修了式が行われ、参加者一人一人に未来博士号が授与されました。