プロジェクト内容

新型コロナウイルス感染症の影響により、世界各地でオーケストラ等の多くの文化芸術活動の機会が失われてきました。今後も感染症への懸念が長期化する中で、文化芸術活動の灯を消さないためには、可能な限りの科学的根拠に基づいた対策を実施しながら、それぞれの活動の場において許容できるリスクの範囲を見極めていく必要があります。本プロジェクトでは、慶應義塾大学と東京都交響楽団ほか医療関係者を含む多数の関係者が協力して、東京文化会館において、オーケストラの演奏により発生する微粒子(エアロゾル)および飛沫の計測を行いました。具体的には、トランペットやフルートなどの10種類の楽器と男性・女性歌手、そしてオーケストラ編成で演奏した際の微粒子個数濃度の計測機器による測定およびレーザー光を用いた飛沫の可視化実験を実施しました。現在は得られたデータの解析を進めており、結果がまとまり次第公表され、音楽界全体の活動再開に向けた参考資料として役立てていただく予定です。

プロジェクトメンバー

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