プロジェクト内容

感染症予防に対するマスクの効果に関しては様々な論説が世間では見られますが、科学的根拠に基づいていない議論も散見されます。本プロジェクトでは、「粒子を捕集する」というマスクの基本的かつ最も重要な性能に着目し、様々な実験結果を公開することで、マスクを着用することの意味について多くの方に科学的な情報を提供しています。

以下が実験結果の一例とそこから導かれる考察のまとめです。マスクの着用のみで感染症が予防できるわけではありませんが、マスクの着用により感染症の拡大を抑える効果はあると考えられます。

  • いわゆるサージカルマスクが粒子を捕集する効果は高い。
    (ただしマスクと顔を密着させないとその効果は下がる。)
  • マスクは自分の口から飛散する飛沫や粒子を低減させる。
  • マスクの網目より小さい粒子もマスクにより捕集される。
    (ただし100%捕集されるわけではない。)
  • 洗剤を用いて不織布マスクを洗うと粒子捕集効果が顕著に低下する。
  • 布マスクの粒子捕集効果は低いが、ペーパータオルを挟むなどの工夫で粒子捕集効果を上げることができる。
  • 市販マスクが入手できないときは、ペーパータオルなどの代替品でも一定の粒子捕集効果はある。
  • 【医療従事者向け情報】マスクの蒸気処理やオゾン処理は、3回までであればマスクの粒子捕集効果に顕著な低下は見られない。

検証動画(YouTube)

全検証動画一覧(YouTube)

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