理工学部電子工学科 Y.F君(塾派遣交換留学:米国)

塾派遣交換留学 [派遣先] 米国・カリフォルニア大学サンタクルーズ校 (学部3年次) 

入学した時からの夢であった留学。なにがなんでも留学したかった。目標はUCLAで、TOEFL要求スコアは83だった。TOEFLにはリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングのセクションがあり、スコアをとるために、セクション別に勉強法を練った。結果的に84点とギリギリのスコアで要求スコアを満たしたが、現地で講義を受けるのだからさらに高いスコアを取るのが望ましいと思われる。以下自分が行った勉強法を述べる。

まず単語力は基本中の基本!TOEFL には受験以上の単語力が要求される。(学術的な専門用語が増える。例えば脊椎動物vertebrateなど)まずは昔の単語帳をひっぱり出してきて、単語力を受験レベルまで戻そう。それからさらにレベルの高い単語については、リーディングやリスニングの問題を解いていたときに知らない単語が出てくるたびに覚える。新しい英単語を単語帳でいちいち覚えるのはだれやすい。最後に紹介する二冊の参考書内の単語を全部覚えればTOEFLの単語レベルにも太刀打ちできると思われる。それと発音も必ず確認すること!リスニングで聞き取れなくなる。

全セクションにおいて言えることだが、とりあえずTOEFLの型になれないとどうしようもない。過去問集を一冊買って、一回分を解いてみるとよい。

リーディング:
とにかく時間を計って問題を解く。お勧め参考書は「受験英語からのTOEFL IBTリーディング」。たくさん英文が読めるからである。ここに出てきたわからない単語は全部覚えるとよい。また、リーディングには作戦がいる。文書を読み始める前に最後の設問(要約問題)を読むとよい。この最後の設問とは要約問題で、配点が高い。この問題で問われてることについてメモしながら文章を読んでとかないと、最後の問題で時間がかかってしまいさらに失点する可能性が高くなる。読むスピードは速くなくていいと思う。私はささやく声で文書をシャドウィングしながら読んでいった。その方が、ただ目で追うだけよりも内容が頭に入りやすい。その代わり設問にはあまり時間をかけなかった。

リスニング:
シャドウィングがかなり効果的!私は電車の中で小声でシャドウィングしてた。(たぶん変人と思われてた。。。。でも留学のほうが大事!)教材は「受験英語からのTOEFL IBT」 リスニング」がお勧め。問題量が多く、読まれるスピードも適切で、単語レベルも高い。 ライティング: 「TOEFL TEST ライティング starter」 がお勧め。設問数が多く、解答例も参考になる。自分で問題を解く→解答を見る、を繰り返した。私は300ward書くのに大変苦労した。。。

スピーキング:
私はPlurioという国際交流のサークルに入っており、そこで留学生に週に何度かスピーキングの練習をしてもらった。ただ正直ほかのセクションに比べ手を抜いていた感はある。。

最後に勉強する期間であるが、2パターンあると思う。1つ目は春休みから始め6月の終わりにTOEFLを受け終わること。7月はテスト期間でTOEFLの勉強は出来ない。これなら夏休みも遊べる。私はこの期間勉強し4回TOEFLを受けた。ただ長い期間継続的に勉強しなければならないためだれやすい。自分の経験からするとあまりお勧めしない。2つ目が夏休み中である8月をフルにTOEFLの勉強に使う方法である。ただ準備として6月までに単語力と文法力を受験レベルまでに戻しておくこと。短期間で一気に集中してでき、また切迫感があるのでだれにくい。ただTOEFLを受けられる回数が減るのでその点は注意。

私はこの勉強法で84しか取れてないが、少しでも参考になればと思う。 最後にお勧め参考書をまとめて書いておく。

お勧めの参考書:
受験英語からのTOEFL IBTリスニング
受験英語からのTOEFL IBT リーディング
TOEFL TEST ライティング starter

理工学部システムデザイン工学科 H.K君(塾派遣交換留学:トルコ)

塾派遣交換留学 [派遣先] トルコ・ボアジチ大学(学部3年次) 

■勉強法
(1)大学の授業
せっかく授業料を納めているのですから、しっかり取り組みたいものです。私の場合、1年次はレベル2推奨であったにも関わらずレベル3の授業を半ば無理やり履修し、2年次はさらに外国語教育研究センター設置の帰国生のためのコースを履修しました。自分の能力を超える事をする分、窮屈で大変な思いもしますが、留学はもっとハードだと自分に言い聞かせ、何とか乗り越えました。国際センター設置の科目では、留学生と共に英語で授業を履修する機会もあるようです。

(2)情報収集という名のネットサーフィン
現代っ子に欠かせないネット。もしかすると、これが私の継続的な英語学習の要かもしれません。リスニング対策にはCNN Student News、TED talksやYoutubeチャンネルのCollege humor、ハリウッド映画などといったものを見ていました。リーディング対策としては慶應の提携校の大学のHPをまず閲覧し、興味のある大学、コースの詳細をじっくり読んでいました。HPには学生生活で欠かせないと思われる単語が頻発するので役に立つのではと思っています。おそらく30近くの大学のHPを見ました。この勉強(?)は楽しいです。

(3) Skype英会話
私は現在スピーキングとリスニングの練習として某社Skype英会話レッスンを毎日30分で約5000円/月のレッスンを受けています。この値段ならバイト代で払うことができ、お金を払っているためサボることも滅多にないです。

(4) TOEFL用教材
TOEFLといえどもテストですから、やはり対策というものが存在します。私は公式問題集(これは絶対に目を通した方が良いです)と三冊セットの問題集に加え、ネット上にあったライティング教材(意外と効果的でした)を購入しました。どの教材を選ぶにしても大事なのは、集中してやりきること。そしてやはり疑いの余地もなく単語は重要です。音声付ならどんな単語帳でもいいです。がぶりつきましょう。

■TOEFLについて
受験料が高く、200ドルもします。私は2回しか受けませんでした。個人的には狙いを絞って受けるのが良いかと思います。また、基準となる点数はあくまで最低限であって、英語力としては不十分です。私も98点を取って浮かれていたのですが、英語の授業中に発言しようとして全く言葉が出てこなかったため、Skype英会話を始めることにしました。TOEFLはあくまで通過点です。

■選考について
「選考」というプロセスがある留学プログラムでは、学業成績や留学計画、面接時の印象などが時に語学力以上に問われます。私の場合は、自分で立てた留学計画を元に先生方に相談をし、頂いた意見をさらに自分なりに考え、反映させる事でより充実した計画を作成する事が出来ました。この留学計画ですが、正直にいってしまうと最初は後付け・こじつけの部分もあったかもしれません。しかし、熟考を重ねることでその計画が自分のモノとなり、留学後の将来の進路をも明確にすることができました。結果として、自信を持って面接に挑むことができました。

■最後に
これまで英語学習についてアドバイスさせて頂きましたが、世界には英語が通じない場所がたくさんあることも気に留めておくべきだと思います。私の派遣先予定のトルコでは一般市民はほとんど英語を解さないようなので、目下トルコ語も勉強中です。また、留学だけが世界を知る手段ではありません。留学する資金があれば、世界中を旅することも可能です。自分が本当に何をしたいのか、見極めがとても重要です。まだまだ留学に向けて、資金面など課題山積みな私が言うのもなんですが、みなさんも思い思いの方法で、お財布と時間が許す限り、世界へ踏み出してみてください。

理工学部システムデザイン工学科 S.K君

私が受験やTOEICにおいて試されるような英語力ではなく、会話において要求される英語力をどのようにして養成したのかを記します。

大学入試において英語の得点は重要であると聞いていたため、高校時代の私はとりわけ英語の勉強に力を入れており、英語を武器に慶應大学合格、そして入学直後に行われた必修英語のクラス分けテストでも高得点をマークし堂々の上級クラスでした。慶應理工学部の上位10%のみが立ち入ることを許された上級クラスに入ることができたということでしばし優越感に浸っていた私ですが、英語の初回授業で早くも己が英会話力の無さを思い知らされました。というのも、ミスの許されない受験英語出身の私はクラスのおよそ半分を占める留学生や帰国子女達の会話に全く混ざることができなかったのです。

そんな私が受験の道具ではなく、話される言語としての英語に対する恐怖心を拭うきっかけとなったのは、2年次の夏休みに行ったサークルの海外遠征でした。世界の大学合唱団が同じ施設に集まり同じ曲を練習し、そしてドイツ中を演奏旅行するというものです。先述のとおり英会話に自信はなかったものの、笑顔でリアクションがとれれば問題ないという先輩の言葉を信じ切り、同じく英語に不安のある同期らと共に日本を発ちました。

結論から言うと、共同生活が始まってから3,4日目には笑顔でリアクションをとる以上の意思疎通を行っていました。私はこれまで海外経験がなく、英語が不安で文化交流にも正直興味はなかったのですが、不思議なことに、いざ自分の知らない世界を知っており、自分と違う歴史、文化のもとで暮らす彼らを前にすると、彼らと話してみたい、仲良くなりたいと思うようになったのです。咄嗟に適切な英語が出てこなかったりジェスチャーのとらえ方が異なり誤解を生んだりと障害は多々ありましたが、それでも毎日の練習後には自国のことや自身のこと、お互いの出身国に対して漠然と抱いているイメージは実際のところどうなのかなどについて、ときには空が白んでくるまで熱く語り合ったのでした。

さて、そんな私ができるアドバイスは、「とりあえず英語で話してみよう」これに尽きます。

受験英語を通して身につけた机の上での英語力を会話で使うための瞬発力を養うには、やはりしどろもどろになりながらも使ってみるという訓練を避けては通れません。特に英会話に苦手意識のある人は中学英語でできるような、簡単な日常会話が英語でできるようになることをまずは目指してみると良いと思います。

しかし、「英語で日常会話をする訓練をしよう」といっても、そのような訓練の機会が限られているのも事実です。私が遠征中に出会った、英語が母国語でない学生は「隣国に頻繁に出かけるなどして訓練したんだ」と言っていましたが、島国である日本ではそのようなこともなかなか難しいものです。

そこで大学の講義を活用することをおすすめします。たとえば英語スピーキング1は英会話に慣れることに主眼が置かれています。私が履修したときは毎回の講義に少人数に分かれて英語で近況報告をするコーナーが設けられており、始めはみんなモジモジしていましたが最後はあちこちから笑い声が聞こえてくるようになりました。自分と同じように英会話に苦手意識のある人が集まってくるためそう大きなプレッシャーもなく、英会話初心者には最適な講義だと思います。その他の訓練方法として英会話教室に通うことも手段として挙げられますが、最近では日常会話で使える簡単な例文集も書店に並んでいるため独力で鍛錬する根気のある人にとってはそちらも経済的で良いかと思います。

海外遠征が始まったばかりの頃、私はショックを受けました。色々な国からやってきた大学生たちが談笑している中に私も混ざりたいと強く願うも、日本語は一切理解されません。授業では最悪日本語で話して誤魔化すこともできますが、そんな誤魔化しは全く通用しない世界です。目に見えない「言語の壁」を初めて明確に意識しました。しかし、英語だとみんな理解してくれるのです。不安を拭い切れぬまま苦労して捻り出した英語の単語、文が理解されたときの喜びは何物にも代えがたいものがありました。また、慣れてくると気付いたのですが、他の国の学生たちもときには“Um…I don’t know how to say in English”と言って別の表現を探しており、私たちとそう大きな違いはありませんでした。ただ、彼らにはそれでも英語を積極的に使おうという勇気があっただけでした。

だから、英会話に苦手意識のある人もまずは勇気を出して、今一度英語と向き合ってください。大丈夫、心配は無用です。英会話に必要なだけの知識を、既に皆さんは持っているのですから。

理工学研究科修士課程 T.H君

僕は、もともと何の海外経験もありませんでした。英語は受験では得意科目ではありましたが、大学入試レベルでした。その後は特に英語の勉強はしていなかったのですが、大学4年生のときに本気で勉強をしようと決心し、そこから1年半ほどで、TOEIC945点を取得しました。

このたび、大学の英語の先生に、授業で行った英語のプレゼンテーションに対してお褒めの言葉をいただきました。TOEICの点数では測れない「話す英語」を英語の先生に認めていただけたのは、本当に嬉しい限りです。僕自身、かなりの発展途上で恐縮ではありますが、同じ志を持つ大学生のみなさんの学習のヒントになればとの思いで、僭越ながら僕の英語学習法を紹介させていただきます。

最初に言っておきますが、僕の学習法を使って短時間で英語力を上げるためには、とにかく努力が必要です。常に英語を意識した生活に切り替える必要があります。その代わり、わざわざ椅子に座って特別に英語学習の時間を取る必要はまったくありません。学習は、「電車の中」と「歩行中」および「他のことをしている間」のみです。つまり、今までのライフスタイルをまったく変えずに実行できます。気力は必要ですが。

僕は、最初からこの学習法でいこうと決めていたわけではないのですが、試行錯誤を繰り返した結果、耳から英語を入れるのを主体とする学習法になっていました。僕の学習法は、4段階に分かれています。それらについて、順を追って説明していきます。

◆発音の「一貫性」の徹底矯正
普通は英語学習者があまり徹底しないことであるにもかかわらず、僕は絶対にやるべきだと思っていることが、ひとつあります。それは発音の理論を学ぶことです。まずは発音について解説した本で、発音記号の読み方をひと通りきちんと覚えてください。なにはなくとも、まず発音を徹底してください。

ここで気をつけていただきたいのは、「徹底」してほしいのであって、「完璧」にする必要はない、ということです。つまり、ネイティブの話す英語とまったく同じ発音を達成する必要は(できるに越したことはないですが)、ありません。僕もネイティブの発音とは程遠い発音をしています。大事なのは、自分の発音に、「一貫性」を持たせることです。例えば、3つの単語、hat / hot / hut という3つの単語を発音し分けることができるでしょうか?

hatのaの音が、ネイティブと同じである必要はありませんが、自分が発音するときにこの3つの発音が区別できていることが重要です。hatのaの音を、ネイティブ以上に日本語の「エ」っぽく呼んでも良いのです。「ヘェット」と。その代わり、絶対にhatのaの音は、毎回「エ」と発音するようにしてください。catのときも、sadのときも、です。大事なのは、一貫性です。聞いたときに、それがどの音か識別できることが大切なのであり、一貫性さえあれば聞き手が順応してくれるので、発音自体は悪くても通じます。そして何より、発音をし分けることができれば、リスニングで聞き分けることなんて余裕になります。

◆大は小を兼ねる「2倍速・訛り・雑音」リスニング/シャドーイング
発音を徹底したら、いよいよ勉強の核となる、2倍速リスニング/シャドーイングを行います。2倍速再生が可能なMP3プレイヤーを買いましょう。リスニングの素材選びですが、これは、かなり背伸びしたレベルのものを選ぶことをお勧めします。自分の現在の英語力に関係なく、全員が最もレベルの高いものを選んでも良いとさえ思います。なぜなら、この勉強法では、同じ素材を何度も繰り返し使って練習するからです。難しい単語が入っていようがいまいが関係ありません。どうせその文章を何百回と聞くことになるのです。そこに登場する単語なんて、嫌でも覚えます。例えば、ophthalmologyという単語を知らなかったとしても、今後100回以上その素材を使って練習を行うのです。すると、その度にophthalmologyという言葉が耳に入ってくるので、100回以上聞くことになるのです。絶対覚えます。同様の理由で、訛りと雑音ができるだけ多く入っている素材を選ぶようにしてください。

「大は小を兼ねる」という考え方は英語学習においてとても大事です。2倍速が聞き取れれば1倍速は聞き取れますし、訛りと雑音交じりが聞き取れれば標準的な音は聞き取れるのです(最終的にはエスカレートして、2人分が聞き取れたら1人分は聞き取れるだろうという信念のもと、右耳と左耳でまったく別の英語を流して「聖徳太子もオススメ勉強法」と名付けて実践していました)。段階を踏む必要は、まったくないのです。いきなり、すべての要素を含む高度な素材を使い、その代わりそれを隅々まで完璧にしましょう。

具体的な勉強の仕方ですが、まず電車の中(本を読める状況)でスクリプトを見ながらひと通り聞いて、聞き取りにくい箇所や、自分の知らない単語をすべて洗い出します。自分が聞き取りにくいなと思う箇所で何を言っているのかを把握すれば、あとは2倍速で聞いても文脈と単語がわかっているので、一語一語きちんと聞き取ることができるはずです。あとは通学中など、歩いているときに、暇さえあればひたすらそれを聞きましょう。MP3プレイヤーに音楽を一切入れず、英語しか聞くものがない状況に自分を追い込んでください。家などで声を出せる環境のときは、シャドーイングをひたすら実行します(このときに、先ほどの「発音の一貫性」の練習をします)。声を出す練習も、「掃除をしながら」程度で十分です。耳から聞いて、口から出すだけです。わざわざ本を開いて椅子に座る必要は、まったくありません。

◆「ストック」を増やす瞬間英作文
次は、話すための練習です。スムーズなやりとりを実現するためには、「こういうときは普通こう言う」というストックを、できるだけ多く自分の中に作る必要があります。「私の電話番号わかるよね? You have my number, don’t you?」のように、「日本語→英語」の順でひたすら短い例文を読み上げてくれるような教材を探して、それを使います。日本語を聞いた瞬間に一時停止ボタンを押し、英語に訳す、ということを、その教材に入っている全例文が完璧に暗唱できるようになるまで、続けましょう。もちろん声を出せるときは声を出し、その際は発音も注意しましょう。

ひとたび全部覚えたら、あとは常に2倍速で暇なときに聞き流しておけば、一度覚えたものを忘れることはありません。これがひと通り定着すれば、難なく会話もできるようになります。

◆Webで「Immerse yourself in English」
ここまで来れば、ほぼ不自由なく、聞けて話せるようになっているはずです。あとは、一度身に付いた能力を忘れないように、常日頃から「Immerse yourself in English」ということを意識してください。

何か新しい情報を得るときは、どうせなら英語で得るようにしましょう。言語は、所詮、道具です。道具であるべきものを学ぶことに全精力を費やすなんてもったいないと思うのです。だからこそ、「移動時間」のみで学習を行い、基礎を固めた後は、「情報収集のツール」として使うことを徹底しましょう。つまり、今までと同じ日常生活を営みながら、英語に変換可能な部分はできるだけ英語でやってみる、ということです。

このご時勢、最も効率の良い英語学習ツールは間違いなく、Webです。検索をするなら、Google.co.jp ではなく、Google.comのほうで調べましょう。日本語英語を問わず、世界中のサイトが平等に検索対象になります。その結果出てくるWikipediaは、もちろん英語版を使うのです。最近ではQwikiという、音声・字幕付のものも出てきたので、こちらも単語習得とリスニングに役立ちそうです。

いきなり英語で情報収集しろと言われても敷居が高すぎる、という方もいるかと思いますが、それを支援してくれる機能が充実しているのもWebの良さです。例えば、マウスオーバーしただけでその単語の意味を瞬時に表示してくれるFireDictionary(Firefoxの拡張機能)はオススメです。この拡張機能は、速度とユーザインターフェースが非常に優れていて使い勝手が良く、これを使いたいという理由だけで僕はFirefoxを使い続けています(Chromeの拡張機能もいろいろ試しましたが、この操作性を凌駕するものは見つかりませんでした)。

Webを使えば、生活に英語を組み込むことはいくらでも可能です。例えばTwitterで、海外のニュースサイトや、英単語とその意味をつぶやくBotをフォローしておけば、自分のタイムラインの中に英語が混じり込みます。「英語の勉強をするつもりじゃなかった状況に、嫌でも英語が混じりこんでくる」ような環境を作ることは、とても大事です。

話す練習でいえば、最近だとSkypeを用いて月額数千円で毎日英会話ができるサービスもあります(レアジョブや、スカイトークが有名ですね)。外国人と英語を話すチャンスを見付けるのにも苦労せずに済む世の中になってきたのは喜ばしい限りです。他にも、Lang-8という英語作文&添削に特化したSNSなども、オススメです。

Web関連で「Immerse yourself in English」を実現する方法は数え上げたらキリがないほどたくさんあり、そしてすぐに新しいものが出てきます。この原稿は2010年の12月に書いているので、もしかしたらこれを読まれる頃には上で上げたものがすでに時代遅れになって、もっと便利なものが出てきているかもしれませんね。

と、まぁ偉そうに書きましたが、細かい部分は自分に合った方法に変えながら、取り組んでみてください。僕の場合、何が良かったのかといえば、目的を明確にし、効率を追求し、その上でとにかく努力したことだと思います。ひとつひとつの学習法にムダはないか、そもそも何のためにやっているのか、ということをひたすら考え抜きましょう。そこに論理的な裏打ちがある限り、あとはひたすら努力をすれば、英語力は青天井です。

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