慶應義塾先端科学技術研究センター(KLL)は、2021年12月10日(金)にKEIO TECHNO-MALL 2021(第22回慶應科学技術展)を開催いたしました。
KEIO TECHNO-MALLは、慶應義塾大学理工学部・大学院理工学研究科・医学部の研究成果を広く発信し、共同研究や技術移転など、産官学連携のきっかけとなる出会いの場を提供するイベントです。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、昨年度に続いてオンラインでの開催となりました。理工系の大学の展示会としては最大級の規模を誇る約90のブースが出展し、参加者も800名を超えるなど、今年も盛況のうちに終了いたしました。
22回目を迎えた今回は、オンラインイベントのプラットフォームを活用することで実開催時のブースを再現し、インタラクティブなイベントを目指しました。視聴したいブースをクリックすることで着席でき、展示されている資料や映像の閲覧や、研究者との対話ができるようにしました。展示フロアでは、来場者が思い思いにブースを訪問している様子が、アイコンが動くことで表され、まるで実際に会場のブースを行き来しているかのような雰囲気を楽しむことができました。
シンポジウムセッションでは、全体講演終了後に、登壇者に個別に質問ができるQ&Aブースに移動して引き続き議論が行われるなど、実開催さながらの光景が見られました。
ブース毎の展示では、「回転機械の異常振動を検出する無線デバイスの開発」のブースにおいて、実験のデモンストレーションの様子がライブ配信されるなど、オンライン開催の特長を生かした展示内容も見られました。
KEIO TECHNO-MALL 2021のwebサイトでは、当日開催されたシンポジウムセッション2本に加え、2021年9月下旬から7回に亘って開催したプレイベント「Pre- KEIO TECHNO-MALL 2021 セミナーシリーズ」の映像を、アーカイブとして公開しています。今後、各ブースで展示された資料や動画、プレゼンテーションの映像についても、アーカイブ化を予定しています。
次回のKEIO TECHNO-MALL 2022は、2022年12月2日(金)に開催する予定です。開催方法につきましては後日ご案内いたしますが、KEIO TECHNO-MALLを通じて、KLLのミッションである産官学の連携を引き続き推進してまいります。