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慶應義塾大学理工学部
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理工学部HOME > 学問のすゝめ > 先端医学研究は理工学者が担っています。新しい治療をみんなで開発しましょう!

学問のすゝめ

先端医学研究は理工学者が担っています。新しい治療をみんなで開発しましょう!

荒井恒憲 (物理情報工学科教授)

ホットバルーン

Photo-thermo dynamic balloon。レーザを熱源とする新しい血管形成術用治療バルー ンで、6年後の実用化を目指して研究を推進しています。

PDT実験改小

高強度パルスPhotodynamic Therapyの基礎研究赤い光で癌組織を選択的、かつ治療深度を自由に変化させて治療できます。

医工連携

COE医工連携研究室(信濃町キャンパス、総合医科学研究センター内)開設し、臨床医と の連携をさらに強化しています。(同じCOEに所属する、システムデザイン工学科中澤 助教授と)

 この文を読む方の多くは、「日本に生まれて良かった、病気になっても『日本は医療先進国』だから最新の治療が受けられる。安心だ!」、と思っていらっしゃると思います。ところが、これがそうでもないのです。現在我が国で使われている最新医療機器の90%以上は輸入品であって国産の技術ではありません。今のところ日本はお金があるから最新医療器を輸入できるのだけなのです。技術を海外に売ってこれから国を保っていこうとしていますのに、何ともお寒い状況です。

 患者さんのQOL(Quality of Life)を高めるような、低侵襲(体に傷やダメージを与えない)な治療の開発は特に遅れています。高齢者を癌などで手術しますと、手術をすることで例え病気が治っても寝たきりになってしまう事例や、複数の病気を患っている患者さんで侵襲が増すため全部を治療できない事例、などが数多くあります。低侵襲の治療の決め手は、消化器内視鏡、気管支鏡などの内視鏡、あるいは血管カテーテル(血管内にいれる管)を通して行う治療です。これらの治療は挿入した内視鏡やカテーテル先端で行うのですが、この決め手となるのが細い光ファイバーでこれらの器具の先端まで導ける光、すなわち、レーザによる治療です。レーザ治療は、癌を光化学反応で選択的に治療したり、薬剤を光で組織に浸透させたり、組織同士を接着したり、血液中に診断用の空間を作ったり、堅い組織を割ったり、出血を止めたり、とおよそ考えることは何でもできる頼もしい手段です。

 私の研究室では臨床医と常時共同研究して目標を見誤らないようにしながら、種々の新しい低侵襲レーザ治療装置を開発しています。生体に対するレーザ光の作用はまだ分かっていないことだらけで、基礎研究から装置開発までを推進しています。これらの成果は論文発表だけで終わってしまったら世の中の為になりません。私の研究室では全ての研究成果を特許申請し、ほとんどの特許を、将来製品を作る予定の企業とライセンス契約をして、研究成果の真の実用化を目指しています。

 理工学研究者がお医者さんと組んで一緒に共同研究するとき初めて真に役にたつ医療技術の開発が進むものなのです!

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