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「人生は人の数だけ」

増田 靖さん

理工学部管理工学科 教授

 私は学部4年生になり研究室に配属されてから研究のおもしろさに目覚めました.修士2年生になり博士課程への進学を考えつつ研究を楽しんでいたころのことです.アメリカの経営学大学院で教鞭をとられている,研究室の先輩が理工学部矢上キャンパスを訪ねてこられました.この先輩からアメリカの経営学大学院の博士課程への進学の誘いを受けました.研究を続けるという意志はもともと強かったのですが,アメリカに行けば英語を話せるようになって都合がよいだろうというような漠然とした気持ちで留学を決めました.今から考えれば人生の大きな転機でした.そのときは,気軽に,経営学大学院の何たるかもよく知らずに,しかも英語能力も満足でないままに,Rochester大学経営学大学院の博士課程に入学するために意気揚々とアメリカに渡りました.1982年の夏のことです.Rochester大学は,小規模な大学ですが,ノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊先生の出身校ということで,日本では物理学科が知られています.またRochester大学出身の数多くの日本人経済学者が活躍しています.経営学大学院は分析的アプローチで知られており,特にファイナンスとアカウンティングの分野が有名です.その当時は経営科学における確率解析の分野の実力者もそろっていました.といっても,これらのことは後になってから知ったことです.

 大胆な選択でしたが,正解でした.私のような怠け者には,スパルタ方式で整然としたアメリカ型カリキュラムは有効でした.初めのうちは講義で教員が何を言っているのか皆目解らない状態でしたが徐々に適応しました.1987年にPh.D.を取得したとき,帰国すべきかアメリカで仕事をするか迷ったのですが,カリフォルニア大学リバーサイド校の経営学大学院で教員の口が見つかり,もうしばらくアメリカに居座ることに決めました.結果的にRochester大学への留学が15年間にわたるアメリカ生活の始まりになるとは,留学当初には露とも考えていませんでした.

  私がこのアメリカ留学から得たものはあまりにも大きくまた多岐にわたり,ここで語り尽くすことは到底できません.私の研究問題へのアプローチの仕方や研究の方法論は,留学時代に学び取ったものです.私の研究に関する価値観もこの時代に培ったものです.さらに,自分自身の世界が広がりました.留学当時に最強の競争相手だったクラスメイトは,今では重要な海外共同研究者であり,最良の友でもあります.

 海外に留学すると,今まで見えなかった選択肢がたくさん見えてきます.人生は人の数だけ道があると実感します.国際センターはさまざまなプログラムを提供しており,情報の宝庫でもあります.気軽に国際センターへ話を聞きに行ってみましょう!

増田 靖(管理工学科 教授)

 

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