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慶應義塾大学理工学部
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理工学部HOME > 塾員来往 > [第142回] 山田 洋彰 鶯谷中学・高等学校

塾員来往

[第142回] 山田 洋彰 鶯谷中学・高等学校

1. 理工学部を志望した理由

 私は小学校入学前から数字、特にカレンダーに興味を持ち、10年以上先のカレンダーを自作するなど、幼い頃から算数・数学が好きであった。そして中学生の頃には大学で数学を専攻したいと考えるようになった。高校生になり、他学部に興味を持ったときもあったが、それも一時的なもので、好きな学問を追求すべく、数理科学科への進学を決意した。

2. 大学での生活

 大学に入ると、私は高校までの数学と大学の数学のギャップの大きさに強い驚きを覚えた。それと同時に、自分はこの学科でやっていけるのか、そもそも向いていないのではないかと大きな不安を覚えた。そんな状況の中、1年生の後期に数学研究会というサークルの存在を知り、当時私は他のサークルにも所属していたが、自分の数学力を伸ばすためにこのサークルに入ることにした。2年生になると学科分けが行われ、私は希望通り数理科学科に進んだ。数学研究会でセミナーなど活動を行う中で、研究会の他のメンバーが自ら課題を決めて数学に取り組んでいる姿を見て、ただ授業を受けるなど与えられたことしかやっていなかった自分の姿勢を反省し、大学ではもっと主体的に学習しなければならないことに気づかされた。それをきっかけに、図書館などで勉強したり、高山先生の研究室に行き、質問をしに行ったりするようになった。高山先生には数理科学科のメンバーとともに、頻繁に質問に行き、時には夜遅くなることもあったが、先生は忙しい中、とても丁寧に対応していただき、本当に感謝している。先生を交えて飲み会を行ったのも今ではいい思い出である。このようにして、3年生になった頃からようやく私は大学の数学の面白さに気づいたとともに、数理科学科でなんとかやっていけるという気持ちになった。

学部卒業式にて

 3年生後期になり、いよいよ自分の進路について真剣に考えなければならない時期となった。私は大学院修士課程に進み、数学の研究を続けることは決めていたが、その先については数学の研究者を目指すのもいいなとは思っていたが、あまり具体的には考えていなかった。私はいろいろ熟慮し、かねてから興味を持っていた気象に関する仕事に就くことも考えた。しかし、大学院まで数学を専攻するのだから、将来にわたり数学を使った仕事をしたいと思い、1年生から塾講師や家庭教師のアルバイトを続けてきたこともあり、高校の数学の教員を目指すことにした。
 それと同時に4年次からは研究室に所属するのだが、2年次に受けた関数論の授業をきっかけに複素解析に興味を持ったこともあり、下村研に所属した。その後、大学院理工学研究科基礎理工学専攻に進み、引き続き下村研で研究を続けた。通常、教職課程は学部2年次から履修するのだが、私は学部4年次からの履修となったため、教職課程の授業を受けながらの大学院生活となった。セミナーは週1回であったが、下村先生は温かくかつ丁寧に指導していただいた。また修士論文のテーマ選びに苦労していた私に、適切なヒントも与えていただき、本当に感謝している。こうして無事に修士課程を修了することができた。

 勉強以外では、私は野球観戦が趣味(中日ファン)であり、大学で知り合った同じく中日ファンの友人とともに、関東や名古屋はもちろん、札幌、大阪、広島など全国各地に観戦に行った他、沖縄キャンプにも2度足を運んだ。特に1年生の夏休みに、18きっぷを利用して、東京から各駅停車で15時間かけて広島まで応援に行ったのは印象に残っている。

3. 教員生活

 教員をやると決めた私は、地元岐阜に恩返しをしたいと思い、2006年4月、岐阜の私立中高一貫校である鶯谷中学・高等学校に赴任した。6年ぶりに受験数学にふれ、最初は苦労したが、問題へのアプローチの仕方や論証力を大学や大学院で身につけたおかげで、自分が高校時代には解けなかった問題も解くことができるようになった。しかし、教員になってから学んだことも多い。自分で大学入試問題を解いたり、生徒からの素朴な質問に分かりやすく答える方法を模索したりするなど、教員になってからも日々勉強である。授業以外にも進路指導、生活指導や部活動、校務分掌など教員の仕事は多岐にわたっており、多忙な毎日を送る中、気づいたらはや11年が経っていた。この間、4度、卒業生を送り出した。好きな数学を使う仕事であるが、仕事は楽しいことばかりではない。嫌なことやつらいことも多々あったが、生徒が「なるほど。そういうことか!」「分かった!」と言ってくれたとき、志望校に合格したとき、卒業してから一緒に食事に行くときなどに教師としてのやりがいを感じ、頑張ってきて良かったなと思える。これからも「生徒のために」そして「真摯に」仕事に取り組んでいこうと思う。

教員としての授業風景

プロフィール

山田 洋彰(やまだ ひろあき)(岐阜県立大垣北高等学校 出身)

2004年3月

慶應義塾大学理工学部数理科学科 卒業

2006年3月

慶應義塾大学大学院理工学研究科基礎理工学専攻 修士課程修了

2006年4月

学校法人 佐々木学園 鶯谷中学・高等学校 教諭

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