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理工学部HOME > 塾員来往 > [第108回]鈴木 崇功 日立製作所中央研究所

塾員来往

[第108回]鈴木 崇功 日立製作所中央研究所

鈴木 崇功氏

 母校、慶應義塾での生活を思い返してみると、理工学部で過ごす日吉/矢上に11年という長い期間通っていたことに気づかされました。高校、大学、大学院をこの地で過ごし、やりたいことをやれる時間があったこと、環境が整っていたこと、そして多くの人材が集まっていたことを思い出します。学生時代の様々な経験が、今の私の大きな財産になっておりますが、研究室での思い出を中心に大学、大学院での経験の一部を紹介したいと思います。

原点

 人生の岐路は色々な機会に訪れますが、理工学部での岐路は大学2年時の学科選びと大学3年時の研究室選びにありました。とりわけ私にとっては研究室選びが重要だったと感じており、電子工学科の津田研究室に入ったことが今の私の原点になっています。研究テーマや研究室の雰囲気を考慮して研究室を選ぼうと考えていましたが、当時は人と違う経験もしたいと強く思い、あえてOBOGがいない新設される研究室を選びました。今思うと大袈裟ですが、ベンチャー企業を立ち上げるような気持ちでした。また、津田教授はNTTから赴任して来たばかりで、アカデミックな視点と企業の視点を学ぶ良い機会だと捉えておりました。

研究室の同期

研究室の同期

研究室での経験

 研究室での生活は同期の4人でスタートしました。研究の対象は「光通信用の光デバイス」で、インターネットや携帯電話が普及し始めた当時においてタイムリーなテーマでありました。デバイスの研究というと、設計⇒試作⇒評価の繰り返しが基本になりますが、新しい研究室には伝統や文化はもちろんありませんし、お手本となる研究スタイルやノウハウもありませんでした。そのため、研究室の立ち上げ当時は色々と苦労した思い出があります。設計においてはシミューレータやCADの使い方、評価においては評価系の構築等、全てを1から勉強して自分達で研究設備とスタイルを作り上げていきました。もちろん、自分達だけでは出来ないことも多かったため、他の研究室や企業を含め多くの方々に助けて頂きました。振り返ってみると、今、私が勤務している日立とは学生時代から関わりがあります。例えば、研究室には光デバイスを試作する環境が無かったため、日立電線(当時)に委託しておりました。また、評価系は日立製作所中央研究所(日立中研)から購入したことがあります。津田教授と共に国分寺にある日立中研の実験室に評価系を取りに行き、使い方を学びました。その後、日立中研に就職し、その実験室で仕事をするとは夢にも思いませんでした。
 研究室の立ち上げに携わったことで、自由にやれる楽しさと自由であることの難しさを知る良い機会を得ました。一方で、研究そのものに対しては、もう少し学問的な深みを追究したいと思い、結果的に博士課程まで進学することにしました。

研究室合宿

研究室合宿

博士課程

 博士課程での財産の1つが色々な分野の研究者に出会ったことです。慶應義塾の情報・電気・電子分野では21世紀COEプログラム「アクセス網高度化光・電子デバイス技術」の研究が2002年度からスタートとしており、博士課程在学時にはRA(Research Assistant)として本プログラムに参画しました。本プログラムには電子工学科だけでなく、情報工学科、システムデザイン工学科出身の博士課程の学生が多数参加しており、学術的な議論を深めたり、人脈作りの場として役立ちました。昨今グローバル化が求められておりますが、COEプログラムでは海外インターンシップや海外での国際ワークショップによってグローバルな人材教育が進められておりました。サンノゼで開催された国際ワークショップは、海外の著名な研究者の講演や学生同士のポスターセッションを通じて見識を深める良い機会となりました。更に、サンノゼにあるベンチャー企業を訪問する機会にも恵まれ、1ヶ月と短い期間ではありましたが、最先端の技術に触れる経験をしました。

国際ワークショップRAメンバー

国際ワークショップRAメンバー

COEメンバーとの飲み会

COEメンバーとの飲み会

就職、そして今おもうこと

 現在は日立中研で勤務しております。学生時代の研究テーマに関連した企業を探していたところ、日立中研とご縁がありました。現在も光デバイス関係の仕事に従事しており、更に学生時代には経験できなかった自分自身による「ものづくり」を経験することで、設計⇒試作⇒評価の一連の研究スタイルを実現しています。
 2001年に私が津田研究室で光デバイスに関する研究を始めてから12年が経ち、一貫して同じ分野で研究が出来ることは恵まれていますが、これは継続することの大事さを常に意識し、継続できる環境を求めてきた結果でもあります。人が求めるものは様々ではありますが、本稿を執筆するに際して慶應義塾には求めるものに対しては必ず応えてくれる環境が整っていたということを改めて実感しました。これから慶應義塾の門をくぐる皆様も是非、慶應義塾に様々なことを求め、充実した日々を送って頂けたらと思います。

学生時代から毎年通っている沖縄の海

学生時代から毎年通っている沖縄の海

プロフィール

鈴木 崇功(すずき たかのり)(慶應義塾高等学校 出身)

2002年3月

慶應義塾大学理工学部電子工学科 卒業

2003年9月

慶應義塾大学大学院 理工学研究科 総合デザイン工学専攻 修士課程修了

2006年3月

慶應義塾大学大学院 理工学研究科 総合デザイン工学専攻 博士課程修了

2006年4月

株式会社日立製作所 入社

現在、中央研究所に所属

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