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慶應義塾大学理工学部
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理工学部HOME > 塾員来往 > [第89回] 高原 修 三菱電機(株)

塾員来往

[第89回] 高原 修 三菱電機(株)

 今回、このような機会を頂き、卒業生として光栄に思っております。
 現在、私は、三菱電機株式会社に勤務しております。先端技術総合研究所メカトロニクス技術部機械動力学グループに所属し、振動関連技術の研究開発に従事しています。
 私の進路選びから現在までを簡単に紹介したいと思います。

理工学部を目指すまで

 なぜ、理工学部を目指したのか?それは、幼い頃に航空機やロケットに強い興味を持ったことに遡ります。中学時代に航空宇宙にかかわる職業に就きたいと考えるようになりました。この夢が変わることなく、大学受験を迎え、航空宇宙工学に関する研究ができる理系を選択することにしました。様々な分野の融合である航空宇宙工学の中でも、漠然と機体設計に興味を持っていたこともあり、航空宇宙工学もしくは、機械工学を学べる学科を受験した結果、慶應義塾大学理工学部入学することになりました。

学生時代

写真1 語学研修(英国,ブライトン)

写真1 語学研修(英国,ブライトン)

 日吉、矢上の学部時代は、実験レポートに追われることが多く、加入したテニスサークルには、時々顔を出す程度で、理工学部の仲間と多くの時間を過ごしました。
 学部4年生となり、研究室では、航空宇宙に関する技術の中でも機体設計で重要な流体力学を学びたいという希望から益田・小尾研究室に入りました。研究は、“境界層の線形安定性理論”を実験的にアプローチするものでした。非常に難しい分野であり、研究室で過ごした3年間、悪戦苦闘しました。研究を進める中、指導教官の益田先生から「研究の多くは、未知の領域をあきらかにすることであり、先入観にとらわれるな」とのアドバイスを頂いたことが心に刻まれています。このアドバイスは、現在の研究活動にも影響を与えています。先生には、的確かつ厳しいご指導を受けたこともあり、研究には不向きなのではとか、一体自分に向いているものは何かと、自問することがありました。また、夏季休暇には英国での語学研修に参加し、研究活動以外にも多くのことを経験しました。(写真1)

就職から現在まで

図1 はじめて研究開発に携わった 太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

図1 はじめて研究開発に携わった
太陽観測衛星「ひので」(SOLAR-B)

 航空宇宙技術の研究開発に携わりたいという思いから三菱電機に入社しました。入社後数年間は、学生時代に流体力学を専攻であったことから、振動騒音研究に関わる部署に所属し、エアコン等の低騒音化に関する研究に取り組みました。その後、幸運にも人工衛星関連の研究分野を持つ現在の部署に異動し、人工衛星、電力機器等の振動抑制技術の研究開発に取り組んでいます。
 現在の職務の1つである人工衛星の研究開発について紹介します。担当は、人工衛星に搭載した観測機器から精度良い画像やデータを取得するための技術、すなわち、高精度観測技術の研究開発です。この研究成果は、2006年打上の太陽観測衛星「ひので」(SOALR-B)(図1)や、2005年打上の気象衛星「ひまわり7号機」(MTSAT-2)等の高精度観測衛星に適用されています。特に、「ひので」は、人類が見たことのない太陽表面の活動を克明に捉えることに成功しました。このようなプロジェクトの技術開発の一端を担えたことは、私にとって大きな誇りです。
 また、学生時代の「研究活動に向かない」という自己分析とは裏腹に、入社後には、毎年のように学会に参加し、2007年には、ドイツベルリンで開かれた国際学会(Council of European Aerospace Societies : CEAS)(写真2)に、2008年には、英国グラスゴーで開催された国際学会(International Astronautical Congress : IAC)等での学会発表も経験しました。
 さらに、2011年6月には、これらの研究活動に対して、慶應義塾大学理工学部・理工学研究科同窓会研究教育奨励基金という名誉ある賞を頂き、学生時代には想像もしえなかった矢上で講演という貴重な機会を頂きました。非常に嬉しく、また、これからも研究活動に取り組もうと気持ちを新たにしたところです。(写真3)

写真2 2007年国際会議(CEAS)での発表

写真2 2007年国際会議(CEAS)での発表

写真3 慶應義塾大学理工学部・理工学研究科 同窓会研究教育奨励基金受賞式

写真3 慶應義塾大学理工学部・理工学研究科
同窓会研究教育奨励基金受賞式

卒業後の私生活と理工学部

写真4 理工学部同窓会関西支部テニス同好会にて

写真4 理工学部同窓会関西支部テニス同好会にて

 卒業後、縁もゆかりもない兵庫県尼崎市の研究所へ配属されました。しかし、配属先の理工学部の先輩方のお蔭で、社内外の卒業生を始め、多くの皆さんと交流を持つことができ、その不安は容易に払拭されました。現在、理工学部同窓会関西支部テニス同好会幹事をおおせつかり、慶應義塾のOB、OGを始めとする多くの皆さんと年2回のテニス会を運営しています。(写真4)

最後に

 慶應義塾大学・大学院で過ごした6年間の学生生活を通じて、多くの方々に出会い、また、様々なことに挑戦することができ、充実したものになりました。また、卒業後も様々な機会を頂き、さらに充実した生活を送っております。
 これから入学される皆さんも、是非この慶應義塾というつながりを実感してみて下さい。

プロフィール

高原 修(たかはら おさむ)(私立広島城北高等学校 出身)

1998年3月

慶應義塾大学 理工学部 機械工学科 卒業

2000年3月

慶應義塾大学大学院 理工学研究科 機械工学専攻 修了

2000年4月

三菱電機株式会社入社(先端技術総合研究所配属)

2011年

慶應義塾大学理工学部・理工学研究科同窓会教育研究奨励基金受賞
現在に至る

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