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慶應義塾大学理工学部
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理工学部HOME > 塾員来往 > [第80回] 高島 由布子 株式会社三菱総合研究所

塾員来往

[第80回] 高島 由布子 株式会社三菱総合研究所

高島 由布子氏

 こんにちは。高島と申します。慶應を卒業してからかれこれ10年が経ちますが、今でも塾生時代6年間の記憶は鮮やかに焼きついています。その記憶のほとんどは、友人と遊び、旅をして、お酒を浴びるほど飲んで、明け方に友人の家に転がりこみ、、、といった類が大半ですが。

慶應に入学 ~あまりの自由に目がくらむ~

 高校2年で大学では医学か化学を勉強しようと決めました。関心が高かった、というより、好奇心が強く世の中の全ての知識を知りたくて(若さゆえの大胆さです)、中でも特殊な設備が必要で自力では習得できない分野として医学・化学を選択しました。
 慶應にしたのはちょっとした勘違いが背景にあります。当時品川に住んでおり、慶應=田町=近い!と思ったのです。どうにか合格して入学手続きを終えた日、『理工学部は日吉と矢上』という記載を見て衝撃を受けたのは言うまでもありません。

 通い始めた慶應は、カトリック系女子中高出身の私にとってはまぶしすぎる世界でした。全ての学生が洗練されていて、おしゃれで、格好良く見えました。また、勉強するのも遊ぶのも、なにもかもが自由。あまりの自由っぷりが嬉しくて、キャンプサークルに入り北海道を2週間放浪するという自由極まりない活動も楽しみました。そして、徐々に人間関係を広げ、酒の味を覚えるごとに、周りの人がただのおしゃれさんではなく、思想信条の濃いアクの強い人が結構多いことも分かってきて、慶應の深みを知っていきました。

 勉強も多少しました。好奇心に任せて一般教養をありったけ選び、贅沢にも各分野第一線の先生方の授業を楽しみました。化学の専門的な授業は難易度が高く手ごわかった。でも、頼れる友人に恵まれ、レポートや試験前に皆で友達の家で大騒ぎしながら理解していったように思います。「ほら、ここで電子がぽーんって飛んでこっちに、、、」「え、なんでこっちの炭素さんじゃないの?」そんなやり取りで勉強していました。いまでも、人にわかるように説明をする、というのが本質的な理解の近道だと思っていますが、結構いい勉強法だったと思います。

大学2年北海道放浪中、サロマ湖にて美しい青春の図

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大学4年化学系友人と北関東旅行中

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井上・吉岡研究室 ~深夜3時の「マジで恋する5秒前」~

 研究室は応用錯体化学研究室、当時の井上・吉岡研究室を選びました。有機にするか無機にするか悩んだ挙句に真ん中の『錯体』にしたわけです。研究室では懐深く優しい二人の先生と、職人のような気概を白衣の背中から漂わせる先輩と、ノリのよい仲間たちとに囲まれて、本当に楽しい時間を過ごしました。楽しすぎて何を研究していたのかを忘れそうです。確か、人工光合成を実現するための基礎研究として、色素分子を秩序だって並べ機能を発現させるという研究を行っていました。光が大敵でしたので「夜中に全ての窓に黒い紙を張って、明け方まで1時間おきにデータを取る」といった作業をしていました。真っ暗で何もできないので、せめて音楽でもと、先輩が持ち込んだ広末涼子のCDを何度も聞いていたのを覚えています。マジで恋する5秒前、いまも歌えます。

大学院:研究室対抗ソフトボール大会、同期の仲間達と

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大学院:常にお菓子をもっていたわけではありません

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進路選択 ~ひょんなことからシンクタンクという選択~

社会人(臨月の頃):当社の採用ページ、是非ご覧下さい

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 進路として当初考えたのは公務員でした。大学・大学院時代を通じて、1.化学者になるには圧倒的に不器用らしい、2.一つのことに集中するより色んなことを知りたがりらしい、3.人より少し口がうまいらしい、ことが分かってきたので、「研究者の研究内容を普通の人が理解できるように翻訳し、売り込み、日本のGDP向上につなげるのだ!」という大それた方針を立ててみました。そして、幅広い分野の技術を見ることのできる立場にある公務員を志向したわけですが、その途上の某省庁説明会の際に「技術動向の調査などはシンクタンクに委託している」と聞き急転換でシンクタンクを志望したわけです。

 現在は、三菱総合研究所というシンクタンクの環境・エネルギー研究本部という部署で、主に公害対策や有害化学物質関連の調査やコンサルティングを担当しています。近年、公害対策分野では、日本に蓄積された公害対策技術やノウハウを、急激な発展で公害が顕在化しつつあるアジア各国に輸出しようという動きがあります。対象国の環境保全に繋がるのはもちろん、日本の環境産業にとっては大きなビジネスチャンスです。一筋縄ではいかないことが大半ですが、今でも常に「日本のGDP向上につなげるのだ!」と日々叫びながらあの手この手を考えています。勉強すべきことは日々山のようにありますが、やりがいもあり、面白い仕事だと思っています。

最後に ~せっかくの脳みそですので~

 慶應はとても自由で居心地のよい空間です。逆に言えば、自分で考え、やるべきことの優先順位をつけ、取り組んでいかないと楽しいだけで時間が過ぎてしまう可能性すらあるかもしれません。それも悪くは無いのですが、せっかく神様から頂戴した脳みそですので、充分にフル回転させ、充実した日々を過ごされることをお勧めします。

最近:休日は娘と公園がマイブーム

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プロフィール

高島 由布子(たかしま ゆふこ)(私立 横浜雙葉高等学校 出身)

1998年3月

慶應義塾大学 理工学部応用化学科 卒業

2000年3月

慶應義塾大学大学院 理工学研究科応用化学専攻
修士課程修了

2000年4月

株式会社三菱総合研究所 入社
現在に至る

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