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理工学部HOME > 学問のすゝめ > 細胞の「生」と「死」のバランス -細胞の「死」を抑制する薬の発見-

学問のすゝめ

細胞の「生」と「死」のバランス -細胞の「死」を抑制する薬の発見-

井本 正哉 (生命情報学科教授)

ミトコンドリア

細胞を殺すタンパク質がミトコンドリアに集まっている様子です。

細胞

私たちが開発した薬を細胞に処理すると、ミトコンドリアへの集まりが抑制され、細胞が死ななくなります。

 私たちの体は60兆個もの細胞が、多様な役割を分担し高度に調節されて生命を維持しています。もし、これらの細胞に遺伝子の変異が生じたり、細胞がストレスを受けたりして細胞内部の調節機構が異常になると、細胞の「生」と「死」のバランスが崩れて私たちは様々な病気を発症します。例えば遺伝子が損傷して本来は死ななくてはいけない細胞が、生き続けることによって癌などの病気を引き起こし、逆に異常に細胞が死ぬことによってアルツハイマー症などの病気になります。

 私たちは、この「生」と「死」のバランスを調節するメカニズムで調べています。すなわち、細胞の「生」と「死」の調節に関わると考えられる遺伝子やその変異遺伝子を正常細胞に発現させたり、逆にその遺伝子を破壊したときに、細胞の中でどのような変化が起こっているのかを分子レベルで調べて、癌やアルツハイマー症の発症メカニズムを明らかにすることを目指しています。また、同時に私たちは癌やアルツハイマー症の治療薬の開発も目指しています。微生物は、多様な構造とユニークな生理活性を示す数多くの化合物を生産しており、すでに医薬品として使用されているものも少なくありません。そこで、私たちは癌やアルツハイマー症の発症に関わる遺伝子の作用を抑制するような化合物を主に微生物生産物から探しています。また、このようにして見つかった化合物が、どのようなメカニズムで病気に関わる遺伝子の作用を抑制しているかも調べて、治療薬への応用の可能性を探っています。

 このような細胞の「生」と「死」の調節のメカニズム研究と治療薬開発研究は、決して容易に達成できるものではありませんが、大きな夢があり、とてもエキサイティングです。

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