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理工学部HOME > 学問のすゝめ > 毒を使わないで薬を作れたら最高です。そのやり方は、自然が教えてくれます。

学問のすゝめ

毒を使わないで薬を作れたら最高です。そのやり方は、自然が教えてくれます。

西山 繁 (化学科教授)

有機電気化学合成装置
ひまわりイメージ

綺麗な花を咲かせているヒマワリも地中では、生存をかけた競争をしている。

有史以前より人類は、様々な病気の治療に薬用の動植物を経験的に利用してきました。次々と薬が功を奏さない耐性菌の出現に脅かされている今日では、さらに強力な薬を作るべく海産・陸産の動植物を材料として、多くの新しい有機物質を取り出し新薬開発のための候補として研究がなされています。しかし、これらの天然資源をやたらと取り出すことは環境保護の点から慎まなければいけない現状にあります。そこで、いろいろな生物試験のための必要量を確保するため、あるいは自然界から得られるものより強力な生物活性物質を求めて活性物質の化学合成を行う必要があります。そのような状況の中、私たちは「亀の子」の一種フェノール(石炭酸)の電気分解から抗菌剤、抗ガン剤、農薬などの生物活性物質を作っています。通常「亀の子」といわれる芳香族化合物は、電子を抜いていくと(酸化反応といいます)高分子化合物になりますが、その反応をごく初期の段階で止めるといろいろな形の有機物質として取り出すことが出来ます。このような物質に少し手を加えると、生物活性物質に生まれ変わります。例えば、ヒマワリという植物は自分の周囲に他の植物が生育するのを邪魔する有機物質を出して地中からの栄養を独り占めしようとします。この物質を電気分解で作ると環境に優しい除草剤を環境に優しい方法で作ることが出来ます。研究に携わっている学生さんは自然界が作り出すものと全く同じ有機物質を作っていますが、それぞれのアイデアでそれらより遙かに強い薬を作り出しています。将来は、環境に優しい電気エネルギーだけで「よく効く」医薬品や農薬を作っていきたいと夢見ています。

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