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理工学部HOME > 学問のすゝめ > タイの庭木、日本でいえば玄関先のカエデみたいなありふれた木から拾ってきた。

学問のすゝめ

タイの庭木、日本でいえば玄関先のカエデみたいなありふれた木から拾ってきた。

梅沢 一夫 (応用化学科教授)

葉のイメージ

新しいメカニズムで働く抗ガン剤、コノフィリンとアグライアスタチンは、タイの植物の葉っぱから発見した。

私の研究室のキャッチフレーズは「ガンは治るの?-明日私たちが治します」というもの。新しい抗ガン剤の開発を進めています。今までの抗ガン剤はガン細胞を殺そうとするもので、正常細胞も殺してしまう。この方向での開発はどうやら行き詰まってきています。一方、この10数年ガン発生のメカニズムがかなり解明されてきました。人の細胞のなかにはガンになり易い遺伝子の部分が100ぐらいある。つまりそれだけでも約100種類のガン細胞があるわけですが、そのほとんどに共通する特徴に注目しました。細胞の中ではいろいろな情報が飛び交っていて、ガン細胞は正常細胞に比べて情報の流れが速くなっているのです。そこでガン細胞の中で情報の流れを遮断するものがあればガンは防げるかもしれません。

そういう物質は自然界に存在するのか。まずそういう宝探しから研究は始まります。熱帯植物の根や葉を集めてきたり、深海から土を採ってきたり。文字通り拾ってくる。気の遠くなるような作業だと思われるかもしれませんが、なかなかどうして面白い。千に一つぐらいはいろいろな用途に使えそうなものも見つかったりして。さて、最近発見した抗ガン剤はコノフィリンとアグライアスタチンの2種類。この2つは強力で、少量でガン細胞の増殖を抑制する効果が認められていて、臨床の医師たちからは一緒に研究しようという声も寄せられているんですよ。

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