Emerging 2016
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総合デザイン工学専攻52理工学研究科要覧マルチディシプリナリ・デザイン科学専修人工物の大規模化・複雑化や科学技術の高度化に伴って、領域ごとの専門化と細分化が推し進められた結果、分化した学問体系は、複数の領域に跨る同時最適化問題に対応できないという問題を生み出しています。当専修では複数領域に共通の基盤となる科学とデザインの統合的な3つの方法論、すなわちマルチスケール、マルチフィジックスおよびマルチアスペクトを利用して、各ディシプリン間の諸問題を同時に解決するマルチディシプリナリ科学およびそれを人工物創造に織り込むデザイン科学なる新たな学問体系を構築することを目指しています。システム統合工学専修近年急速に発展したテクノロジーの成果は、これまで分野別に展開されてきたため、必ずしも有機的に統合されているとは言い難く、見方によっては要素技術の単なる集合体に留まっています。システム統合工学専修は、機械工学や電気・電子・情報工学を中心に、社会環境や自然環境までを含めた広義の環境内で最適にシステムを統合化、デザインすることで新たな工学的価値を創造することを狙っています。電気電子工学専修電気電子技術は現代社会の基盤技術の1 つです。電気電子工学専修では、この領域のさらなる発展を推進し、量子工学、半導体物理、信号処理などの基礎から、ナノスケールデバイス、新機能フォトニックデバイス、有機デバイス、システムLSI、画像処理技術、コンピュータビジョン、光通信システム、無線通信システムまで、最先端分野での未踏の材料・デバイス・システム技術の研究を行い、先端的電気電子基盤技術構築を目指します。マテリアルデザイン科学専修物質の研究は、物理学の分野では物性および構造解析が中心であるのに対し、化学の分野では材料の合成に主眼がおかれ、それぞれが独立した領域として取り組まれてきました。これからは、これらを融合し、より広い視野から、物性を制御・解析し、新物質や新機能をデザイン・創造するアプローチが求められます。マテリアルデザイン科学専修は、異なる分野間の融合と相互理解のもとに、既存の概念をも変えうるような新しい物質・機能を創造することをめざしています。総合デザイン工学専攻

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